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将来の年金どう考えていますか?
筆者は就職氷河期世代の40代ですが、年齢問わず、将来の年金について不安を持っている方は多いのではないでしょうか?今は65歳から年金受給が可能ですが、現在の40代が65歳になる頃には、年金受給開始は70歳、もしくは75歳からになっている可能性もあります。
年金受給額の平均は、老齢年金55,373円、厚生年金加入者で145,638円の合計約20万円/月(出典:グッドライフシニア)と言われていますが、これはあくまで平均なので20万円以下の年金受給額になる方も数多くいらっしゃるでしょう。70歳もしくは75歳まで働いて、ようやくもらえる金額が20万円/月以下では心もとないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方にお勧めの自分専用の年金を作る手があります。それは、できるだけ早く増配傾向にある高配当株を購入し、生涯にわたって所有し続けることです!
増配傾向にある高配当株の配当額の伸びはすさまじい
例えば現在40歳の方が、税前配当利回り3.75%(税後配当利回り3%)の高配当株を100万円分購入するとします。その高配当株の現在の配当金は年間3万円(税引後)です。
仮にその銘柄の増配率が10%だとすると(日本の全業種の平均増配率は9.4%。増配に関しては”「配当利回りが高い株」に投資するより重要なのは、「増配傾向にある株」を選んで投資し続けること!”ご覧下さい)、10年後50歳時点で年間8万円弱、20年後60歳時点で年間20万円以上、30年後70歳になったときのその銘柄の配当金はなんと年間52万円(いずれも税引後)以上になっています。今日の100万円の投資が、30年後には毎年52万円の配当金を生む、金のなる木に成長しているのです。
年齢 | 40歳時 | 50歳時 | 60歳時 | 70歳時 |
株価 | 1,000円 | ? | ? | 15,000円以上? |
株式数 | 1,000 | 1,000 | 1,000 | 1,000 |
年間配当金/株 | 30円 | 78円 | 202円 | 523円 |
年間配当金合計 | 30,000円 | 77,812円 | 201,825円 | 523,482円 |
累計投資額 | 1,000,000円 | 1,000,000円 | 1,000,000円 | 1,000,000円 |
増配傾向にある高配当株を保有し続けると、10年後の30年後にはこれだけ大きな配当金になります。年間52万円の配当金(月当たり4万4千円)があれば、毎月の年金額20万円に4万4千円の配当金が上乗せされることになりますね。
もしもっと資金に余裕ある方は2倍の200万円の高配当株を購入し、30年間保有し続ければ、30年後には年間104万円以上の配当金になります。また70歳まで30年もない方でも、増配率10%の高配当株に投資しておけば、10年後には現在の2.6倍、20年後には6.7倍の配当金になっているのです。繰り返しですが日本の全業種の増配率年間平均が9.4%なので、増配率10%というのは決して特別な銘柄ではありません。
高配当株に投資する上での注意点
勿論、全ての銘柄が30年間継続して増配するわけではありません。途中で業績不振に陥り、減配・配当ゼロに転落する企業も数多く存在します。従って、1~2銘柄株に集中投資するのではなく、増配傾向にある高配当株を複数購入し、減配リスクを分散しておくことが重要です。
例えば、上記の例では40歳時点で10万円ずつ増配傾向にある高配当株10銘柄に投資しておくのも良いでしょう。購入銘柄の中には思ったように増配しない銘柄も出てくるでしょうが、予想以上に増配する銘柄も出てくることもあります。要はポートフォリオ全体で配当金額どんどん増えていくようにすれば良いのです。高配当株の銘柄選定の仕方については、過去に”配当金で余裕ある生活!割安高配当株を見つける10のポイント”に書いたのでご覧下さい。
またこれだけ増配する銘柄というのは、それだけ業績が好調ということなので、30年後には株価も大きく値上がりしています。例えば上の表の例では、40歳時点で1,000円だった銘柄は、30年後の70歳時点では15,000円以上にはなっているはずです(株価15,000円で1株あたり配当金523円であれば、配当利回り3.48%)。多くの方は株価が15倍になる前に、売却してしまうのではないでしょうか。株価が大きく値上がりした場合には、その銘柄を売却してキャピタルゲインを得るのも結構ですが、売却して得た資金でまた別の高配当株を購入するのも良い戦略です。そうしないと、せっかくの金のなる木を失ってしまうことになります。
まとめ
将来の年金受給額に不安を持っている方は、高配当株投資を早速始めましょう。増配傾向にある高配当株を持ち続ければ、自分専用の年金をつくることができます。その際以下の点に注意ください。
・増配傾向にある銘柄を購入すること(単に株価が下がって配当利回りが良いだけの銘柄を選ばない)
・複数の銘柄を購入すること(すべての銘柄が増配し続けるわけではない)
・ポートフォリオ全体での配当額が増えていくことを意識すること
・長期にわたって保有し続けること(株価が変動しても安易に売却しない)
私ももちろん増配傾向にある高配当株を保有し続けていきます!
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